吉川英治『三国志』の個人的なメモになります。
三国志
序(じょ)
序(じょ)
・著者のことば
桃園の巻(とうえんのまき)
黄巾賊(こうきんぞく)
・劉備が洛陽船から茶を購入する
・黄巾の馬元義が劉備を拘束する
流行る童歌(はやるどうか)
・馬元義らが荒れ果てた寺に立ち寄る
・馬元義が劉備を黄巾党に誘う
白芙蓉(びゃくふよう)
・劉備と芙蓉が黄巾賊から脱出する
張飛卒(ちょうひそつ)
・張飛が黄巾賊から劉備を救う
桑の家(くわのいえ)
・劉備の母が土産の茶を河へ投げ捨てる
橋畔風談(きょうはんふうだん)
・劉備と張飛が再会
童学草舎(どうがくそうしゃ)
・張飛が関門と居酒屋で大暴れ
三花一瓶(さんかいっぺい)
・関羽が関門の兵から張飛を救う
・劉備と関羽が出会う
義盟(ぎめい)
・桃園の誓い
転戦(てんせん)
・劉備軍が黄巾賊と戦う
・劉備と曹操が出会う
檻車(かんしゃ)
・盧植が檻車で都へ送られる
・劉備が黄巾賊に追われる董卓を救う
秋風陣(しゅうふうじん)
・官軍が黄巾の乱を平定
十常侍(じゅうじょうじ)
・劉備が中山府安喜県尉となる
・督郵が安喜県を巡察する
打風乱柳(だふうらんりゅう)
・張飛が督郵を柳の枝で鞭打つ
・劉備が県尉を捨てる
岳南の佳人(がくなんのかじん)
・劉恢が劉備らを食客として迎える
・劉備と芙蓉が再会
故園(こえん)
・巡察使が来るため劉備らは劉恢の元を離れる
・劉備は故郷へ帰り、母に叱られる
乱兆(らんちょう)
・劉虞・劉備が漁陽の乱を平定する
・劉備が平原県令となる
・霊帝崩御
・何進が劉弁を帝に即位させる
舞刀飛首(ぶとうひしゅ)
・蹇碩が何者かに槍で突かれて命を落とす
・何后・何進が董太后を河間へ移し命を奪う
・張譲が何進を斬る
蛍の彷徨(ほたるのさまよい)
・袁紹・呉匡は宦官を手当たり次第に斬る
・張譲・段珪が帝と陳留王を連れて逃げる
・閔貢が帝と陳留王を探しだし都へ向かう
・陳留王が董卓の無礼を叱る
呂布(りょふ)
・董卓の主張に丁原・盧植が反対
・丁原と呂布が董卓の陣を攻める
赤兎馬(せきとば)
・李粛の口説きに落ちた呂布が丁原の首を獲る
・董卓が陳留王を帝に即位させる
・董卓が相国となる
春園走獣(しゅんえんそうじゅう)
・李儒が廃帝の弘農王・何太后の命を奪う
・王允が曹操に七宝剣を授ける
白面郎「曹操」(はくめんろう「そうそう」)
・少年・青年時代の曹操のエピソード
・治世の能臣、乱世の姦雄だ
・曹操が董卓の命を奪うことに失敗し逃亡
群星の巻(ぐんせいのまき)
偽忠狼心(ぎちゅうろうしん)
・逃げる曹操が関所で捕らえられる
・陳宮が曹操を救い共に逃げる
・曹操が呂伯奢を斬る
・我をして天下の人に反かしむるとも
競う南風(きそうなんぷう)
・曹操らが父のいる河南の陳留に着く
・曹操の呼びかけに十七か国の雄が集結
・劉備・関羽・張飛が公孫瓚軍に合流
江東の虎(こうとうのとら)
・孫堅十七歳の頃のエピソード
・鮑忠が抜け駆けするが華雄に斬られる
・孫堅軍と華雄軍が汜水関で戦う
・孫堅軍へ兵糧を送らず
関羽一杯の酒(かんういっぱいのさけ)
・孫堅軍が華雄軍に敗れる
・華雄軍が袁紹らのいる本陣に迫る
・関羽が華雄を斬り、まだ温かい酒を飲む
虎牢関(ころうかん)
・虎牢関の三戦(呂布対張飛・関羽・劉備)
洛陽落日賦(らくようらくじつふ)
・孫堅が兵糧を送らなかった袁術に詰め寄る
・董卓が長安に都を遷す
・曹操軍が董卓追撃に向かう
・李儒の謀計にはまり曹操軍大敗
生死一川(せいしいつせん)
・徐栄軍が曹操軍を追撃
珠(たま)
・孫堅が伝国の玉璽を得る
白馬将軍(はくばしょうぐん)
・反董卓軍の諸侯らが本国へ帰る
・袁紹が韓馥から冀州を奪う
・袁紹と公孫瓚が戦う
・劉備と趙雲が出会う
溯江(そこう)
・董卓の仲介により袁紹と公孫瓚が和睦
・劉備が平原の相になる
・孫堅が荊州に攻め入る
石(いし)
・孫堅が巨大な岩に押しつぶされる
・孫堅軍の黄蓋は劉表軍の黄祖を生け捕る
・孫堅の屍と黄祖を交換し和睦
牡丹亭(ぼたんてい)
・王允が貂蝉に犠牲になってくれと頼む
傾国(けいこく)
・王允が貂蝉を呂布へ与えると約束する
・董卓が貂蝉を持ち帰る
痴蝶鏡(ちちょうきょう)
・呂布が董卓の室にいる貂蝉を見る
絶纓の会(ぜつえいのかい)
・董卓が呂布と貂蝉との密会を見る
天颷(てんぴょう)
・王允と呂布と李粛が董卓を討つ策を練る
人間燈(にんげんとう)
・呂布が董卓を斬る
・董卓の屍の臍に立つ蠟燭の火が消えない
・貂蝉が命を絶つ
大権転々(たいけんてんてん)
・西涼地方へ逃げた董卓の旧臣が長安を攻める
・王允が門楼のうえから身を投げる
・李傕・郭汜・樊稠・張済が官職を与えられる
秋雨の頃(あきさめのころ)
・荀彧・荀攸・程昱・郭嘉・典韋が曹操に仕える
・護送役の張闓が曹操の父である曹嵩を斬る
・嚇怒した曹操が徐州攻めに向かう
・劉備が趙雲を借りて徐州へ入る
死活往来(しかつおうらい)
・劉備が曹操へ停戦勧告の一文を送る
・曹操が留守の兗州を呂布が攻める
・曹操が濮陽で呂布と戦う
牛と「いなご」(うしと「いなご」)
・いなごの災害により曹操は軍をひく
・陶謙が亡くなり劉備が太守牌印を受領
・許褚が曹操の臣下となる
愚兄と賢弟(ぐけいとけんてい)
・呂布軍の二将が守る兗州の城を曹操が奪還
・田氏が呂布を裏切って濮陽の城を曹操へ献上
・徐州の劉備が呂布を迎え入れる
・呂布が小沛へ移り住む
毒と毒(どくとどく)
・楊彪の策により郭汜と李傕が戦う
・李傕が献帝と皇后を郿塢城へ移して監禁する
草莽の巻(そうもうのまき)
巫女(みこ)
・宋果と楊奉が反乱を起こすが失敗する
・張済が仲裁に入り、李傕と郭汜が和解する
・帝と皇后が張済の勧めで弘農へ向かわれる
・郭汜の兵馬が帝の御車を追う
緑林の宮(りょくりんのみや)
・徐晃が郭汜と李傕の兵馬を蹴散らす
・郭汜と李傕が楊奉の陣を襲い、帝が脱出
・詔書により白波帥が郭汜・李傕の軍に対抗
改元(かいげん)
・帝が洛陽へ還られ、建安元年と改元する
・勅使が曹操のもとへ向かう
・李傕・郭汜の軍が洛陽へ向かい、帝は脱出
・夏侯惇らが帝に合流、李傕・郭汜軍を破る
・曹操が上洛する
火星と金星(かせいときんせい)
・賈詡が李傕と郭汜に降服をすすめる
・李傕と郭汜が激怒し賈詡に謹慎を命じる
・賈詡が逃亡する
・李傕と郭汜が曹操に大敗、西の方へ逃げる
・楊奉と韓暹が宮門の兵を誘い行方をくらます
・許昌へ遷都。帝と曹操が洛陽を出発する
・楊奉・韓暹が曹操の軍を猛襲する
・徐晃と許褚が戦う
・満寵が徐晃と会う
両虎競食の計(りょうこきょうしょくのけい)
・徐晃が曹操の臣下となる
・曹操が大将軍武平侯となる
・荀彧が曹操に進言(二虎競食の計)
禁酒砕杯の約(きんしゅさいはいのやく)
・荀彧が曹操に進言(駆虎呑狼の計)
・劉備・関羽が南陽へ、張飛が徐州に残る
・劉備軍と袁術軍が戦う
・張飛が酒を飲み、曹豹を撲る
・曹豹が寝返り、呂布が徐州城を占領
母と妻と友(ははとつまととも)
・張飛が劉備に詫びる
・袁術と呂布が密盟を結ぶ
・袁術が呂布に約束した財貨を反故にする
・呂布の招きにより、劉備が小沛に住む
大江の魚(たいこうのうお)
・孫策が袁術に玉璽を預け、兵馬を借りる
・孫策軍に周瑜・張昭・張紘が加わる
神亭廟(しんていびょう)
・孫策軍と牛渚の砦を守る張英軍が戦う
・孫策が光武帝の御霊廟の祭を行う
好敵手(こうてきしゅ)
・孫策が劉繇の布陣を探る
・孫策と太史慈がぶつかる
小覇王(しょうはおう)
・劉繇が荊州へ落ちる
・孫策軍が劉繇の残党が籠る秣陵城を攻める
日時計(ひどけい)
・孫策軍が涇県の城に籠る太史慈を攻める
・太史慈が孫策の臣下となる
・太史慈が精兵三千を集めて戻る
名医(めいい)
・孫策軍と厳白虎が戦う
・孫策軍と王朗軍が戦う
・華陀が周泰の傷を治す
平和主義者(へいわしゅぎしゃ)
・孫策が江南江東八十一州を治める
・袁術が呂布に莫大な財貨を贈る
・紀霊の軍が劉備のいる小沛へ進軍する
・呂布が轅門の戟に矢を射る
花嫁(はなよめ)
・袁術が呂布の娘との縁談をもちかける
・陳珪の進言により、呂布が輿入れを中止
馬盗人(うまぬすびと)
・張飛が呂布の軍馬を強奪する
・呂布が激怒。小沛にいる劉備を攻める
・劉備が城を捨て、許都へ落ちる
胡弓夫人(こきゅうふじん)
・曹操が劉備を迎え入れる
・荀彧が劉備を斬れと進言。郭嘉が反対する
・劉備が予州の牧に任命される
・張繍が籠る宛城を曹操が攻め入る
・降伏の使者賈詡が曹操の陣へ赴く
・曹操が鄒氏を呼ぶ
淯水は紅し(いくすいはあかし)
・賈詡が張繍に曹操攻略の策を進言する
・張繍軍が曹昂・曹安民・典韋を討つ
・青州の兵が曹操に于禁が乱を企むと訴える
・曹操軍が許昌へ兵を退く
・陳登が袁術家臣の韓胤を曹操へ差し出す
陳大夫(ちんたいふ)
・曹操が宴を開き、陳登を歓待する
・袁術が激怒。呂布のいる徐州へ進軍する
増長冠(ぞうちょうかん)
・陳珪が袁術臣下の韓暹に会う
・袁術軍が七路より呂布のいる徐州城を攻める
・楊奉・韓暹の軍が裏切り、袁術軍を討つ
・関羽が参戦。逃げる袁術軍を追い詰める
仲秋荒天(ちゅうしゅうこうてん)
・孫策に袁術討伐の朝命が下る
・孫策が曹操へ急書を送る
・曹操が袁術討伐へ向かう
・劉備・呂布・孫策の軍が曹操軍に合流する
空腹・満腹(くうふく・まんぷく)
・袁術が寿春城を捨て逃亡する
・兵糧が底をつき、曹操が王垢の首を斬る
・曹操が寿春城を落とす
・劉表と張繍の企てを知り、曹操が許都へ戻る
・段煨と伍習が長安の李傕と郭汜を討つ
臣道の巻(しんどうのまき)
青梅、酒ヲ煮テ、英雄ヲ論ズ(せいばい、さけをにて、えいゆうをろんず)
孔明の巻(こうめいのまき)
赤壁の巻(せきへきのまき)
宝剣(ほうけん)
・趙雲、糜夫人と阿斗を見つける
望蜀の巻(ぼうしょくのまき)
降参船(こうさんぶね)
・黄蓋、曹操のもとへ向かう
赤壁の大襲撃(せきへきのだいしゅうげき)
・赤壁の戦い
山谷笑う(さんこくわらう)
・曹操、趙雲・張飛から逃げる
功なき関羽(こうなきかんう)
・関羽、華容道で曹操を見逃す
図南の巻(となんのまき)
日輪(にちりん)
・曹操、魏公となる
・荀彧、毒を飲む
・曹操・孫権、濡須で戦う
柑子と牡丹(こうじとぼたん)
・曹操、魏王となる
・曹丕、世継ぎとなる
・左慈、登場
藤花の冠(とうかのかんむり)
・左慈、暴れる
神卜(しんぼく)
・管輅、卜う
正月十五夜(しょうがつじゅうごや)
・耿紀・韋晃・金褘・吉邈・吉穆、謀を巡らす
御林の火(ぎょりんのひ)
・耿紀ら、許都で乱を起こす
・漢朝の旧臣たち、紅白いずれかの旗を選ぶ
陣前公用の美酒(じんぜんこうようのびしゅ)
・張飛と張郃、閬中の北方でぶつかる
敗将(はいしょう)
・張飛と張郃、瓦口関で戦う
出師の巻(すいしのまき)
五丈原の巻(ごじょうげんのまき)
死せる孔明、生ける仲達を走らす(しせるこうめい、いけるちゅうたつをはしらす)